
ゲーム依存・ネット依存について
ゲーム依存やネット依存のご相談は、ここ数年で非常に増えてきた相談テーマの一つです。ゲーム依存は、正式には「ゲーム障害」や「ゲーム行動症」と呼称される行動障害のひとつです。
簡単にお伝えすると、以下の3つの症状が基本的に1年以上続いた場合に診断されます。①ゲームする時間や頻度をコントロールできない。②ほかの生活上の関心事や日常の活動よりゲームを優先する。③健康や人間関係に重大な問題が起きているのにゲームを辞められない。
診断までのハードルは比較的高いと感じられる方が多いのではないでしょうか? つまり「医学的にゲーム障害かどうか」に関わらず、ゲームやネットへの依存が生活に支障をきたしている場合は、なんらかの対応が必要だと考えて早期に動いてあげた方がよさそうです。
ゲーム依存・ネット依存についてご家庭の中でもさまざまな工夫をされても、「今までのやり方ではなかなか状況が改善しない」「ゲーム・ネット依存が改善しないばかりか親子関係まで悪くなってきている」「病院に行くほどではないと思うがとりあえず相談したい」といった場合にはぜひ一度ご相談ください。
心の専門家に相談する目安
お子さまのゲーム・ネットの使用に関して次のような特徴に当てはまる場合は、相談の目安になります。
- 子どものゲーム依存・ネット依存で悩んでいる
- あれこれ工夫しているが、依存的な利用がなかなか改善しない
- 依存的な利用が改善しないばかりが、親子関係まで悪くなってきている
- 病院に行くほどではないが、とりあえず相談したい
- どのくらい利用を制限すべきかわからない
- 子どもへの声掛けの仕方や家庭内でのルール作りについて助言が欲しい
- 家庭内での利用のルールを作ったが、守られない
- ネット友達についてどのように理解すればいいか悩んでいる
- ネットで知り合った友達と直接会おうとしていて心配
- 依存的な利用の背景に発達障害があるのではと気になっている
カウンセリングでできること
ゲーム・ネット依存のご相談は、ご本人がカウンセリングに行きたがらず、保護者の方の面接から始まることも少なくありません。ですのでまずは、保護者の方からご本人の現状や生育歴を詳しくお聞きし、問題背景の分析や関わり方の助言を行います。もちろん劇的に改善するケースばかりではありませんが、保護者の方がお子さまの世界に歩み寄って関わり方を変えることで、じわじわと変化が見られることが多いです。
可能であれば、親子でカウンセリングを受けていただき、カウンセラーがファシリテートしながら家庭でのゲームやネット利用のルールを一緒に考えることも有効です。カウンセラーが証人となって、お子さまも納得したルールを作ることで、大人が決めた約束を与える場合よりも、決めたことを守りやすくなります。
もちろん、ゲーム・ネット依存の背景に学校での困り感や発達の偏りがある場合には、原因をきちんと突き止め、適切な支援を行っていくことも大切です。ご希望に応じて、発達検査の実施もできますので、気になる方はお問い合わせください。
なお、臨床心理士による心の病の「診断」は出来ませんので予めご了承ください。近隣の医療機関を紹介させていただくことは可能です。
