「うつかも…?」と思ったときに最初にすべきこと|うつ病の初期症状とともにご紹介

「なんだか最近つらい」「気分がずっと落ち込んでいる」――。
そんな状態がつづくと「もしかしてうつかも…?」と不安になってしまうこともあるのではないでしょうか?
うつのサインは、ある日突然はっきり表れるというよりも、小さな心や体の変化として少しずつ現れることが多いものです。そのため、意識しないと気づけなかったり、違和感を抱いても「気のせいだろう」と無理をしがち。そして気づいたときには深刻な状態に陥っているケースも少なくありません。
この記事では、うつ病の初期症状や「うつかも?」と思った時に最初にすべきことをわかりやすく解説します。これ以上つらい状態が悪化していかないためにも、今できることを一緒に確認していきましょう。
「うつかも?」と思ったときにまず知ってほしいこと
「うつかも」と感じることは、決して特別なことではありません。誰もが多忙な現代では、多くの人が一生の中で何度か経験し得る自然なことです。
大切なのは、そのサインを見逃さないこと。「うつかも?」と心配になることがあっても、多くの方が「まだ大丈夫」「気の持ちよう」と無理をしがちですが、実はその考え方こそが状態を悪化させる原因になることがあります。
心や体の不調は、あなたの弱さではなく「休んでほしい」という心身からのSOSサインです。見て見ぬふりをせず、丁寧に受け止めることが、回復への第一歩になります。
うつ病の主な初期症状
うつ病の初期には、次のような変化が現れることがあります。
・気分の落ち込みが続く
・ささいなことでイライラする
・感情が動きにくい
・何をしても楽しいと感じられない
・疲れやすく、やる気が出ない
・眠れない、または寝すぎてしまう
・食欲がない、または食べすぎてしまう
・集中力が続かない
・自分を責める気持ちが強くなる
これらの症状が2週間以上続いている場合は、注意が必要です。一時的な疲れではなく、心のエネルギーが落ちている状態かもしれません。
「不眠」や「食欲不振」といった比較的わかりやすいサインは気づきやすい一方で、「過眠」や「食欲増大」といった一見健康的な変化も、程度によってはうつの初期症状である場合があるので注意が必要です。また、「感情の平板化(感情が動きにくくなること)」は、「落ち込み」や「イライラ」に比べ、“困り感”を抱きにくいので気づきにくいサインだと言われています。
うつ病の初期症状を知って、心身の不調にいち早く気づいてあげましょう。
「うつかも?」と思ったときに最初にすべきこと
・まずはしっかり休む
何よりも大切なのは「休むこと」です。つらいと感じたら、仕事や家事を休んだり、子どもを預けて自分の時間を持つことが大切です。無理を続ければ続けるほど、回復に時間がかかってしまいます。
・自分の状態を言葉にする
頭の中だけで考えていると思考がぐるぐると周り、不安やモヤモヤが大きくなりがちです。整理できない感情や思考は、ノートやスマホのメモに書き出して、自分の外から眺めてみましょう。
・信頼できる人に話す
家族や友人など信頼できる人がいたら、少しだけでも今の状況や気持ち、考えていることを話してみましょう。「話すこと」自体が心の負担を軽くしてくれます。ですが、話したくないことや言葉にするのが難しいことは無理に話そうとしなくて大丈夫です。
・生活リズムを整える(できる範囲で)
できる範囲で、規則正しい生活と健康的な食生活、運動習慣などを意識し、自律神経を整えることが大切です。ですが規則正しい生活を意識することすらしんどいと感じる場合は、うつの症状が進行している場合もあるので、専門家への相談も検討してみてください。
・自分なりのリラックス時間を持つ
入浴やストレッチ、ヨガ、瞑想など「これをすると癒される」「これをしているときは気がまぎれる」といった自分蟻のリラックス時間を日常生活に取り入れましょう。マッサージやサウナ、推し活などもいいのですが、心のエネルギーが低下しているときは外出もおっくに感じることがあるので家の中でできるリラックス方法をいくつか持っておけるといいかもしれません。
※すべてを完璧にやる必要はありません。できることからで大丈夫です。
「うつかも?」と思った時にやってはいけないNG行動
つらいときほど、次のような行動には注意が必要です。
・無理に頑張り続ける
・「気合い」でなんとかしようとする
・一人で抱え込む
・情報を見すぎて不安になる
特に、責任感が強く「まだ頑張れる」「これくらいで弱音を吐いちゃいけない」「みんなもっと頑張っている」など、自分に厳しい思考をしがちな方は要注意。気づかないうちに限界を超えてしまうことがあります。
受診や相談の目安|岐阜でうつの相談先をお探しの方へ
次のような場合は、早めの相談を検討してみてください。
・つらい状態が2週間以上続いている
・仕事や家事に支障が出ている
・何もできない日が増えている
・「消えてしまいたい」と感じることがある
うつ病では、早めに専門家とつながり、適切な治療やケアを受けることが大切です。
もしどうしても「すぐに病院にかかるのは抵抗がある…」という方は、公認心理師や臨床心理士のカウンセリングを受けてみるという選択肢もあります。公認心理師や臨床心理士はうつ病かどうかの「診断」はできませんが、心の専門家に変わりありません。すぐに医療機関の受診が必要な状況なのか、カウンセリングやセルフケアで様子を見てもいい状態かの助言をくれるので、まず専門家につながるという意味では、カウンセリングの利用も検討してみてください。
はぐくみカウンセリングルームでは、「うつかも?」心配になっている方の相談もお受けしています。公認心理師・臨床心理士の資格を持ったカウンセラーが在籍しており、必要な場合は近隣医療機関の紹介も致しますので、ご安心ください。
また、うつ病で通院中の方であっても、主治医の許可があればカウンセリングは可能です。病院での投薬と並行してカウンセリングを受け、心のクセに気づいたり、自分で自分をケアする力を高めていくことは、うつからの回復に非常に有効です。
岐阜でうつの相談先をお探しの方は、はぐくみカウンセリングルームもひとつの選択肢としてご検討ください。
「うつかも?」と思ったときに思い出してほしい|少し楽になる考え方
つらいときは視野が狭くなり、自分を追い詰める考え方をしがちです。「うつかも?」と思う程、つらいときこそ思い出してほしい、自分を助ける考え方を最後に紹介したいと思います。
・「今は回復の途中」と考える
・できていることに目を向ける
・休むことも大切な行動と捉える
「何もできなかった…」と感じる日でも、「何もしず休めた」ことが回復への大切な一歩です。休めた自分を認めてあげてください。
まとめ|「うつかも?」は心のSOSサイン
「うつかも?」と感じることは、心からの大切なSOSサインです。そのサインに気づいたときこそ、自分を大切にするタイミングでもあります。
無理をせず、少しずつ生活や環境を整えていくことが回復につながります。また、専門家と考えてみることで「頑張りすぎてしまう自分」と今までよりうまく付き合っていけるようになるかもしれません。
つらい気持ちを一人で抱え込む必要はありません。もし今、気分の落ち込みや日々のつらさに悩んでいる方は、誰かに頼ることも選択肢のひとつとして考えてみてください。
