
不安障害とは?
不安障害とは、過度な不安や心配が長期間続き、日常生活に支障をきたす心の病です。誰にでも日常的に生じる不安とは異なる、強い不安だったり、持続時間の長い不安が特徴です。
もう少し詳しく説明していきましょう。不安障害にはいくつかのタイプがあります。ここでは、「全般性不安障害」「社交不安障害「特定の恐怖症」「パニック障害」という、主要な4タイプを紹介します。
「全般性不安障害」とは、学校のこと、仕事のこと、家族や友達のことなど、日常生活のさまざまなことが気になり、強い不安や心配が続くものです。
「社交不安障害」とは、人前で話すことや、他人に注目されることに対して過度な恥ずかしさや不安が生じるものです。
「特定の恐怖症」とは、高所や動物、注射など、特定の対象への強い恐怖が生じるものです。
「パニック障害」とは、突然の強い不安発作(パニック発作)が繰り返し生じるものです。※パニック障害については、こちらの記事でも詳しく取り上げています。
心の専門家に相談する目安
次のような心身の症状がある場合は、不安障害が疑われ、受診・相談の目安になります。
- 理由のない強い不安や恐怖が持続的に生じている
- 将来に対する過度な心配がある
- 何事も否定的に考えてしまい、不安になる
- 物事に集中できない。ケアレスミスが増えた
- リラックスできない。寝ても休んだ気がしない
- 夜眠れない。夜中に目が覚めてしまう
- 動悸や息苦しさ、手足の震え、発汗、吐き気、頭痛、めまいなどの身体症状がある
カウンセリングでできること
不安障害の治療には、適切な休養と医療機関での薬物療法に並行して、精神療法(カウンセリング)を受けることが効果的だと言われています。
不安障害のカウンセリングでは、不安や恐怖の持続に関係していそうな思考のクセを見つけ、より楽に日々を過ごせる新しい考えを一緒に探したり、不安を引き起こす状況にスモールステップで挑戦し、不安への耐性を高めるお手伝いをすることができます。また、呼吸法や筋弛緩法などのリラクゼーション技法の実践を通して心身の緊張を緩和し、不快な症状を抑えたり、自分でコントロールできる状態に導いていきます。
不安障害について、カウンセリングで専門家と考えることのメリットは、現状ある不安や不快な身体症状を何とかするだけでなく、また同じような状態がやってきても、今度は自分で対処できるようになることです。
すでに不安障害の診断を受けており、カウンセリングを併用したいという方はもちろん、「受診が必要なレベルなのかはわからないが、不安障害らしき症状に困っている」という方も、まずは一度お越しください。必要な場合には近隣の医療機関をご紹介させていただきます。なお、臨床心理士による心の病の「診断」は出来ませんので、予めご了承ください。
